河浦 000 000 020 2
文徳 000 100 000 1
中盤まで無安打に抑えられていた河浦は八回、連続四球から好機をつくり、菅原準の2点適時打で逆転した。エース山本は被安打4で完投。文徳は四回1死二、三塁から中西の右ゴロで1点を先制したが、五回1死二塁で追加点を奪えなかった。逆転された後の八回も、1死二、三塁の好機を生かせず、坂本の力投に報いることができなかった。
◇松本義史・河浦監督の話
ピンチの連続だったが、よく耐えてくれた。子供たちの精神力が相手を少し上回った結果だと思う。
◇山本勇仁・河浦主将(投手)の話
丁寧な投球を心がけた。チームのまとまりで勝てた。全国大会は接戦が予想される。少ない好機を生かしたい。
第53回全国高校軟式野球選手権南部九州大会は27日、熊本市の藤崎台球場で始まった。鹿児島、熊本県から計4校が出場して準決勝2試合があり、河浦と文徳がともに勝って28日の決勝に進んだ。
河浦は同点で迎えた七回、四死球で満塁の好機を作り内野ゴロで勝ち越し点を挙げた。八回にも加点して逃げ切った。鹿児島実は三回に先制したが、後半は打線が振るわなかった。
河浦の松本義史監督は「序盤から中盤にかけてのピンチで踏ん張ったのが勝因。この勢いで優勝を狙いたい」と話した。文徳の後藤薫監督は「プレッシャーからミスが出た。決勝は軟式球児の最高の舞台。思い切って戦わせたい」と語った。